対象となるご相談
次のような、何を優先すべきか判断できずにいる段階からご相談いただけます。
- 自宅、勤務先、学校、通勤・通学経路の周辺で、同じ人物や車両を繰り返し見かける
- 待ち伏せ、見張り、押し掛け、無言電話、連続したメッセージなどが続いている
- 拒否の意思を伝えたあとも、面会や連絡を求められている
- SNSへの投稿内容や、限られた人しか知らない予定を相手が知っているように感じる
- GPS機器や紛失防止タグによって位置を把握されている可能性がある
- 相手に心当たりがなく、警察へ何を説明すればよいか分からない
- 警察や弁護士へ相談するため、出来事と手元の記録を整理したい
「ストーカーに当たるか分からない」「偶然かもしれない」という段階でも構いません。東京赤坂支店が法律上の該当性を判断することはできませんが、実際に起きたことと推測を分け、次に相談する窓口を整理します。
記録がそろっていなくても、警察へ相談できます
相談前に証拠を完成させる必要はありません。記録を集めるために危険な場所へ戻ること、相手を追うこと、接触を試みることは避けてください。
安全に残せる場合は、次の項目を出来事ごとに分けておくと、警察や弁護士へ状況を説明しやすくなります。
- 起きた日付と時刻
- 場所と、そのときの状況
- 相手の行動、言葉、連絡内容
- 見かけた人物や車両について、ご自身が直接確認した範囲
- メール、メッセージ、着信履歴、留守番電話、封書、贈り物など手元に残っているもの
- 写真や動画を安全に撮影できた場合は、その元データ
- すでに警察、勤務先、学校、自治体、弁護士などへ相談した日時と内容
画面の一部だけでなく、送信日時、送信元の表示、前後のやり取りが分かる形で保存してください。元のデータを削除・編集せず、複製を作る場合も原本を残します。ただし、保存作業より安全の確保を優先してください。
位置情報による追跡が疑われる場合
GPS機器や紛失防止タグを承諾なく取り付ける行為、これらを使って位置情報を承諾なく取得する行為は、条件によってストーカー規制法の規制対象となります。
スマートフォンに「不明なトラッカーが一緒に移動している」などの通知が表示された場合や、持ち物・車両から見覚えのない機器が見つかった場合は、相手を確かめに行かず、通知画面や発見時の状況を安全に記録して警察へ相談してください。見つけた機器を自己判断で初期化、廃棄、相手へ返却すると、後の確認に影響する可能性があります。
法制度や端末の機能は変更されることがあります。最新の取扱いは警察および機器メーカーの公式案内をご確認ください。
警察・裁判所・弁護士・探偵の役割
警察は、被害者の安全確保、相談、警告、禁止命令等、捜査・検挙などを担います。ストーカー規制法は2025年に改正され、紛失防止タグを用いた位置情報の無承諾取得等が規制対象に加わり、警察による職権での警告も設けられました。勤務先や学校も被害者支援に関わる主体として位置付けられています。
ストーカー規制法に基づく警告・禁止命令等と、裁判所が扱うDV防止法上の保護命令は別の制度です。DV防止法上の接近禁止命令等は、配偶者、事実婚の相手、生活の本拠を共にする交際相手など、法律上の要件を満たす場合に利用を検討する手続きです。どの制度が利用できるかは、警察、弁護士、裁判所の案内をご確認ください。
弁護士は、法的手続き、発信者情報開示、損害賠償、保護命令の申立てなどについて助言・代理を行います。
東京赤坂支店が担うのは、これらの機関へ相談する前提となる事実の整理と、契約した範囲での確認です。警告、禁止命令、保護命令、捜査、法的評価を代行することはできません。