COLUMN
「浮気かも」と思ったら①|スマホの何を見ればいい?
スマホを手放さなくなった、通知が来ると画面を伏せる。浮気が気になるとき、どんな変化を振り返ればよいのでしょうか。女性カウンセラー新木が、置き場所・通知や着信への動き・ロックや端末の変化をお話しします。

中身は見えなくても、扱い方は見えている。
今回は、まずスマホの扱い方に表れた変化を見ていきます。家のどこに置くようになったか、通知や着信が来たときにどう動くか、ロックや端末そのものが変わったか。この三つを、以前の様子と並べてみてください。扱い方が変わったことまでは、ご自分の目で分かります。ただ、誰と連絡しているのかは、そこからは分かりません。
女性カウンセラーの新木です。
「浮気かも」と思ったとき、何を見ればよいのか。一回目は、スマホです。ロックを外す方法の話ではありません。中身を見なくても、すでに目に入っているものがあります。今回はそれを拾っていきます。
置き場所が変わった
たとえば、以前はリビングの充電器に挿したまま、お風呂に入っていた。それが今は、脱衣所まで持っていく。寝るときは枕元。食事中もテーブルの上ではなく、ポケットの中。
気になるのは、持ち歩いていること自体ではありません。以前はそうではなかった、というところです。
もともと肌身離さず持つ方なら、持ち歩いていても何も変わっていません。反対に、置きっぱなしだった人が持ち歩くようになったのなら、それは変化です。同じ光景でも、以前を知っている方にしか見分けがつきません。
ですから、相談でお聞きするのは「スマホを手放さないんです」の先です。前はどこに置いていましたか。今はどこにありますか。いつ頃から変わりましたか。そこまで話していただけると、変化の形が見えてきます。
通知や着信が来たときの動き
もう一つ、見えているのは、通知や着信が来た瞬間の動きです。
画面を上にして置いていたのが、伏せて置くようになった。隣に座ると、見ていた画面を閉じる。通知の音が鳴ると、こちらを一度見てから手に取る。電話が鳴ると、席を立って別の部屋へ行く。あるいは、ちょっとコンビニへ、と言って出ていく。
こういう動きは、見ようとして見るものではなく、同じ部屋にいれば目に入るものです。
ただ、ここで一つだけ分けておきたいことがあります。見たのは「動き」です。誰からの連絡だったのかは、見ていません。「仕事の電話だよ」と聞いているなら、それは聞いた説明であって、確かめたことではありません。
動きと、説明と、分からないこと。この三つを混ぜずに覚えておいていただけると、相談のときに整理が早くなります。
そして、動きを確かめようとして、通知が来たときにわざと近づいたり、スマホを取り上げたりする必要はありません。相手が警戒して、それまで目に入っていたものまで見えなくなることがあります。普段どおりにしていて目に入ったもので、十分です。

ロックや端末そのものが変わった
三つ目は、スマホの設定や、端末そのものです。
以前は家族で知っていたロックの番号が、変わっていた。頼まれて地図を開くことがあったのに、ある日から開けなくなった。知らなかったスマホが、もう一台あった。
ここでも、以前と変わった点を見ていきます。番号が変わったとき、その理由を聞いているか。二台目について、会社から支給されたと聞いているか、何も聞いていないか。ここでも、聞いた説明と、確かめたことは別です。
スマホの閲覧について、当支店では複数の弁護士から、次のような説明を受けています。
夫婦で共有していない相手のパスワードを勝手に入力してスマホを見る行為は、基本的にプライバシー侵害にあたります。ただし、通知等で浮気相手と思われる相手や内容を見てしまい、それを見ない限り証拠がどうしても見つけられない場合は、違法性が阻却される場合もあります。
変化があっても、浮気とは決まらない
ここまで三つを挙げました。置き場所、通知や着信への動き、ロックや端末。どれも、以前と今を並べると見えてくるものです。
ただ、当てはまったからといって、浮気だとは決まりません。仕事の内容が変わって、連絡に気を使うようになった方もいます。家族に見せたくない買い物や、友人とのやり取りがあることもあります。スマホの扱いが変わった理由は、一つではありません。
私が相談で伺いたいのは、何が当てはまったかの数ではなく、いつから、どう変わったのかです。三つのうち一つだけでも、はっきり「前と違う」と言えるものがあれば、それが話の入口になります。
次回は、お金と車です。財布の中、カードの明細、普段乗っている車。そこで目に入ったものを、同じように以前と並べてみます。